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2024-03

変わらない自然に触れる その壱 - 2016.06.02 Thu

今年。
極端な不猟に見舞われている、地蜜です。
五月に採蜜が行われなかったことなど、過去にありません。
原因は、やはり不明です。
ミツバチの姿を、あまり見かけなくなったのは昨年あたりから・・。
不安は的中して、このような事態に・・・。

色々と話を聞いていると、
今年に限ってミツバチが減ってしまったのは、主に高知県東部だけのようです。
高知市近辺では、例年よりもたくさん採蜜が出来そうだという話も聞きます。
ミツバチたちも、都会暮らしにあこがれているのでしょうか?
ともかく、これが一時的なものであることを願うしかありません。

と言うわけで、貴重な地蜜の採取に、
私も重い腰をあげました。
採蜜2016-1
右側が私。
本当に久しぶりなので、父の手伝い程度にしかなってませんが・・・。
採蜜2016-2
ミツバチたちの熱気、羽音、足音、体当たりされる感触や、蜂塊の重さ・・・。
自然の中で夢中になれる、貴重でわずかな時間です。

分蜂後、梅雨に入るまでのこの時期は、
蜂蜜の糖度が高く、質の良いものが採れます。
採蜜2016-3
この巣箱には、ずっしりと蜜が詰まっておりました。
かなり、期待できます。

採取後は、新たな巣箱を設置。
採蜜2016-4
またここに、巣を構えてくれますように・・。
祈るような気分です。

足場の悪い危険な場所に、巣箱は設置されております。
ミツバチに刺されるのも案外怖いもんですが、
クマ蜂やスズメ蜂が襲来することもあります。
今の時期は、こいつが厄介者!
採蜜2016-5
「とにかく、マムシには気を付けんといかん」
父と、じいちゃんの口癖です。
こいつの駆除からはじめないと、落ち着いて採蜜できません。
こういうのを目の当たりにすると、
自然の中にお邪魔しているのは我々の方なんだと思い知らされます。

 蜂蜜の採取についての詳細は、過去の記事をご覧くださいませ。
 詳しくはこちら → 蜂蜜採取

持って帰った蜂の巣は、
綺麗な部分と、花粉の混じった質の悪い部分と、
幼虫の混じった使えない部分に切り分けます。
採蜜2016-6
そしてゆっくり、垂らしていきます。
無理に絞らないので、とても純度の高い、質の良い蜂蜜が採れます。
予想通り、糖度も乗ってます。
どれだけの量になるか分かりませんが、ウキウキしますね。

特に質の良い部分は、蜂の巣のまま。
採蜜2016-7
このまま日曜市に持っていくこともあります。
今年の採取量を考えると、そんな贅沢が出来ますかどうか・・・。

日曜市でお客さんとよく話をすることに、
 自然のことですから・・。
とか、何気なく言うんですけども・・・。
確かに自然のことですから、採取量や品質などに、かなり変動があります。
これを商売にするのは、とても難しいことなのです。
が、実際に蜂蜜の採取などをやってみると、
 自然てのは、それほど変わり映えのするもんじゃないな・・。
と、思ったりもするわけです。
今年はたまたま、蜂蜜の採取量が少なかったものの、
蜂蜜の採取方法が変わるわけでもなく、
ミツバチの顔色や行動に変化があるわけでもない・・。
新しい道が通っても、その下の崖には相変わらず、マムシが潜んでいるのです。
ミツバチが減って、気象の変化を気にしていても、
いざ自然の中に飛び込んでみると、
そこには何一つ変わりない自然の営みがあるものです。

自分たちが年を取って、自分たちの生活圏の状況がどんどん変化しても、
自然の変化というのは、自分たちとは比べ物にならないくらいゆっくりと、
ゆっくりと進んでいくものなのだろうと思ったりした次第です。

時々は時間を止めて、自然の中に飛び込んでみるもの大切なことです。
慌ただしい自分たちの時間を、ゆっくりとした時間に置き換えることが出来た、
そんな一日でした。

ウチのサスケちゃん。
採蜜2016-8
きっと私たちとは違う時間の中で、暮らしているのです。
美味しい蜂蜜がたくさん採れてるか、
少しは心配してくれても良さそうなもんですが・・。
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第五話 初夏の採蜜 - 2013.05.14 Tue

今年も蜂蜜の採取が始まりました。
地蜜の出はじめには、なるべく同行して、
お手伝いをするように心がけている・・、つもり。
設置した場所を覚えることと、
その場その場の対処方法を身につけていかねばなりません。
今年こそは、時間の許す限り同行するつもりです。

今日は室戸岬の向こう側。
高台からキレイな海が見下ろせる国道沿い。
少し遠いですが、山奥というほどの場所ではありません。
また、あまり高い崖っぷちではありませんので、比較的危険度は低い場所です。
採取-1
それでもご覧の通り。
平らな場所の少ない、足場の悪い斜面での作業となりました。

さっそく作業開始です。
雨避けを外して、重さを確認します。
ずっしりとした重み。
幼虫の少ないこの時期、この重みはすなわち、蜜の重みです。
採取-2
箱を慎重にひっくり返し、まずは中にいる働き蜂と女王蜂を、
新しい巣箱にお移し奉ります。
巣箱を金槌でトントンと軽く叩いてやると、
蜂たちはゾロゾロと上に向かって登り始めます。
驚いて飛び回る蜂たちがぶつかって来る中、その数の多さに圧倒されながら、
刺されやしないかドキドキしながら、
出来るだけたくさんの蜂を移すべく、粘り強く待ちます。

あらかた出てくれた所で、巣箱の一方面を取り外し、
採蜜を始めます。
採取-3
こ~れはキレイな蜂の巣!。
少しずつ、丁寧にはがしていきます。
採取-4
巣の中に残っていた働き蜂も、大切に避難させます。
人間だったら、
「一年もかけて作ったものを・・・」
 やってらんねー!
と、働く意欲を失いかねません。
が、働き蜂たちは働きものです。
何も考えず、またすぐに、一から巣を作り始めます。
なので、出来るだけたくさんの個体を残しておく必要があるのです。
この蜂たちは、たぶんですが、この場所が気に入っているのです。
女王蜂が生きてさえいれば、またこの場所に巣を作るでしょう。
(残念ながら今日は、女王蜂の姿を確認できませんでした。中にいると思いますが・・)
ま、日本ミツバチは見れば見るほど可愛いもんですから、
採蜜作業に巻き込まれないように、自然と気を使ってしまうのです。

画像で見る限りは、ペロリンとはがして、すぐに採れそうに見えますが、
これがなかなか根気の必要な作業です。
採取-5
巣はがっちりと巣箱にくっついていますし、
流れ出した蜜がベタベタして、想像以上に難しいものです。
なるべく蜂たちを傷つけないように、出来るだけ蜜をこぼさないように・・。
神経を使います。
ちょっと、私にもやらせて下さいな、とは言えないような状況。
カメラのシャッターを切るのが精いっぱいです。

小一時間ほどもかかったでしょうか?
夢中ですので、時間がよく分かりません。
採取-6
蜂たちの興奮も、ややおさまってきて、新しい巣箱に誘導されていきます。

取り出した蜂の巣は、その場で切り分けます。
採取-7
蜜の詰まったきれいな部分と、花粉が大量にまじった部分とに切り分け、
さらに幼虫がいる部分は切り捨ててしまいます。
採取-8
なんかもったいないように思いますが、
捨てた巣には、ほとんど蜜はありません。
悪いものを混ぜると、全体の品質が落ちてしまいます。
この辺のことになると、とても私などに見分けのつくものではなく、
熟練を要します。

最後に、据えなおした巣箱に雨よけを乗せ、撤収です。
採取-9
またここに居付いて、来年に向けて立派な巣を作って欲しいものです。
そして美味しい蜜を、分けて頂きたいものです。

蜂蜜を採取した後の巣箱は、
通常でしたらすぐ近辺に設置して引き上げます。
この巣箱は、蜂たちが気に入ったから巣を作ったのです。
「再度、入ってくれる可能性が高い巣箱」と言えます。
採取-10
少し修理する必要があるため、今日はこの箱も撤収します。

家に持って帰ったら、蜂の巣を刻んで、蜜を取り出す作業を始めます。
採取-11
無理な重石などをせず、遠心分離機なども使用せず、
自然にたらします。
「混ぜ物なんか、してないわよね」などと、
心ないことを言うお客さんもおりますが、
この丁寧な採蜜作業の一連をご覧頂きたいものです。

美味しさについてなど、余計なコメントは必要ないでしょう。
採取-12
ご覧の通り、「蜂蜜」採れました。

83プロジェクトの会 - 2013.02.08 Fri

当然ですけども、
高知県には、ウチの他にも蜂蜜を採取しておられる方々がたくさんいます。
皆さん、採蜜に関しては独自のノウハウを持ち、
こだわりがあり、高知の自然とその産物を楽しんでおられます。
三年ほど前、そんな方々が集まって始まったのが、

「83(蜂さん)プロジェクト」という会です。
  詳しくはこちら 83はちみつプロジェクト

主に日本ミツバチに関する情報交換の場として設けられた会ですが、
ミツバチを通して自然環境の保全を考え、
地域の活性化を考えようという意味が少なくありません。
とにかく商売っ気がない会ですから、ざっくばらんな談笑会と言っても良いかと思います。
ウチは蜂蜜を商売にしているとは言え、それで食べているわけではありません。
隠すようなノウハウもなく、むしろたくさんの事を教えて頂ける会です。

今日は久々に、その会に出席させて頂きました。
83-1.jpg
蜂蜜の採取は一年に一度程度ですから、
それほど変化があるわけではありません。
 話題があるのかしらん・・、と思っていたのですが、
そこは同じ趣味を持った方々の集まりです。

スズメバチの撃退や、巣箱の設置場所、掃除の仕方、洋ミツバチとの差異、
ハウス内での飼育、分蜂の時の様子・・、などなど。
話が尽きないものです。
83-2.jpg
「巣箱の蜂がいなくなってしまった・・・」という失敗談も多く、
その原因や対策などを皆さんで話し合うわけです。
顔を合わせることの稀な方々の集まりですから、
すごく勉強になりますし、本当に楽しいものです。

私個人的には、鈴木先生のお話を聞くのが大好きでございます。
83-3.jpg
今日も白熱してきた先生の話は、
ミツバチから飛び立って、遥かシルクロードにまで達する勢い!
いくつになられても様々な分野に探究心を燃やす、私の尊敬する方です。
貴重なたくさんのお話、ありがとうございました。

ウチは蜂蜜を中心に、日曜市で商いをしています。
商いと言っても、ほぼ道楽に近いレベル。
単純に、蜂蜜を取るのが楽しいというのもありますが、
それをたくさんの人に食べて頂くのも、また楽しみの一つです。
毎年、ウチの蜂蜜を楽しみにしてくれているお客さんがいて、
そんな人々が、蜂蜜が容易に買えなくなってしまう・・、
美味しい蜂蜜が手に入らなくなってしまう・・、
なぜか・・・、
天候不順のせいか、環境の変化か、農薬散布のせいか・・・、
地蜜を採取できる環境とはどういうものか、
草花が育つ環境の大切さを、少しでも考えてみようか・・・。
高知県は、そんな自然がたくさん残っているのが素晴らしいんじゃないか。
・・・。

少なくともここに集まる方々は、私などよりもずっと、
そういうことに関心のある人ばかりです。
「地域のため」などと、大きなことは考えなくても良いのです。
日本ミツバチを通して、とりとめのない日常を語ることが、
自然豊かな将来の生活につながっていくと思うのです。

こういうつながりの中で、私自身に何が出来るのかを、
じっくりと考えてみるつもりです。

分蜂(ぶんぽう)騒動 - 2012.05.24 Thu

少し用事があり、田舎に帰っておりました。
田舎に到着するやいなや、私を待っていたのは、
「これ持って、すぐ出て!」
という母の声でした。
渡されたのは、虫採り網と、蜂から身を守る網付き帽子、そしてゴム手袋。
なに?、どこへ?
 「とにかく、早よ~行って!」
ようやく帰ったのに、茶も飲まずに慌ただしく出発。
山を偵察中のじいちゃんから、分蜂の群れを見つけたという連絡があったらしいのです。
今の時期、ミツバチは分蜂します。
新しく生まれた女王蜂が群れを引き連れ、新たな巣を作るのです。
この群れを捉え、無理やり自分家の巣箱に入れてやろうという作戦です。
荒っぽいやり方のように思えますが、どうも日常のようです。

じいちゃんと、別の場所から駆け付けた父と合流。
分蜂-1
これ、分かりますでしょうか?
巣から出た、蜂の大群の塊です。
もち~っとしたものが、竹にぶら下がっております。
この中に一匹だけ、今年デビューの女王蜂がいるわけです。

分蜂-2
どさっと落ちないように、ゆっくりと竹をたぐり寄せます。
この時点で私には、何がしたいのかさっぱり分かりません。
辺りには、ちょっと苛立ったミツバチがぶんぶんと飛んでおります。
たいへん危険です。恐ろしい~っ!

地面に用意した、巣箱に持っていって、
 ザバっ! と放り込みます。
分蜂-3
ミツバチをなるべく傷つけないように、巣箱に納め、
快適な場所に据え直して、捕獲完了。
後はこの巣箱が、気に入ってもらえるかどうか・・、ハチさん次第です。
居付いてくれれば、来年には美味しい蜂蜜が採れることでしょう。

それにしても、私は何をしに、田舎に帰って来たのでしょうか?
結局ウチは、何をおいても 蜂蜜が一番 大切なのであります。

第四話 蜂蜜採取 - 2011.09.28 Wed

今年は本当に蜂蜜の採れない一年でした。
私ももう少し手伝いに行きたかったのですが、忙しいこともあり、
また蜂蜜自体が採取できない状態だったので、
この記事も前に進みませんでした。

とりあえず、5月くらいに採った時の画像でもってご紹介しましょう。

採取3-4
これは、蜂蜜の巣箱を逆さまにした状態です。

おっと、その前に、
採取3-5
蜂さんたちを、なるべく傷つけないように、他の箱に移してやります。
またここで、蜂蜜を作ってもらわないといけませんから。

採取3-3
ほとんどの蜂と、巣の主である女王蜂が新しい巣箱に移動したのを確認したら、
蜂蜜を採取するために、箱をバラします。

蜂の巣の上部(画像では下部)に、蜜がたまっていて、
真ん中くらいには蜂の卵や幼虫がウヨウヨしております。
そして一番下部(画像では上部のとんがった部分)に、
女王蜂の卵が数個。
この画像は梅雨の前ですから、女王蜂は生まれていません。
女王蜂が無事に生まれると、働き蜂の半分を引き連れて、別の場所に巣を作ります。
いわゆる分蜂ですね。

この時期の採取は、ちょっとフライング。
蜜もそんなに採れません。

採取3-2
その場で、蜜の入っている部分を切り取ります。

採取3-1
あとはザルにひろげ、蜜がたれてくるのを待ちます。        - 続く -

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Author:蜂蜜フレーバー
高知県高知市出身。
高知県東部で採取した蜂蜜を使い、様々な加工品の開発に挑戦し続ける。

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